ハーベストの丘にある登り窯で現代の須恵器として焼成する作品を募集します
2024年6月 登り窯須恵器の持ち込み作品募集
「登り窯須恵器」とは、、、
古墳時代の須恵器は窖窯で灰色になるように焼き上げました。
同じ制作技法を用いて連房式登り窯で焼き上げた須恵器のことです
作品受付/搬入
2024年5月7日(火)~5月20日(月)まで(受付は10時~15時 ハーベスト工芸工房にて)
作品引渡し
2024年6月10日(月) 13:00以降随時
《要項》
・作品は素焼きされていること。
・大きさは、縦・横・高さ各々25cm以内。
但し、直径は30㎝・高さ21㎝までの作品に限ります。
長方形の長皿は要相談。
・スタッフと前もって打ち合わせの上教室へお越しください。
・募集期間を過ぎますと次回の受付になります。
・作品の重さ(g)×係数(3.5)で計算いたします。作品1kg当たり 3,500円になります。
・一辺の長さが25cm以上は、3.8係数となります。
・焼き上がりの結果については、何もお約束はできません。特に酸化・還元等指定はできません。
焼成スケジュール
窯詰め
窯詰めの場所などの指定はできません。ご希望は伺いますが、多くの参加されている方々を考慮して窯詰めいたしますので、ご希望に添えない場合があります。当工房にお任せください。
窯焚き
2024年6月4日(火) ~6月5日(水)予定
*窯焚きのスケジュールはそのときの窯の状況により変わります。
*窯焚きの見学・薪くべの体験を希望の方は工房スタッフにお尋ねください。(予約制)
(年間パスポートをお持ちでない方は、ハーベストの丘入園料が必要です。)
窯出し
2024年6月10日(月)13:00~予定
*窯に委ねた自然な焼き上がり。焼き上がりの結果については何もお約束できません。
雑感
焼き〆られ全身美しく彩られた器たちは、その窯の中を流れる炎が気紛れに作ってくれるもの、数は多くありません。
窯に詰められた作品全てにその全身の美しさを望むことはできません。器は人の期待通りにはなかなか焼き上がってくれないものです。期待が強ければ強いほどその「期待外れ」は大きいものになります。それは器たちの炎に包まれた美しさを見えなくしてしまうかもしれません。
窯焚きが終わり、窯から出された器たちがどのような炎に包まれていたのか想いを廻らせてみてください。愛でたくなるような美しさが見えてくるかもしれません。
また、窯焚きの間には「ひっ付き」や「割れ」のために器が壊れてしまうこともあります。そのような器にでさえ荒々しく力強い美しさが見えるかもしれません。